ファイル転送ソフトWinSCPでZIP解凍、ZIP圧縮を簡単に実行する(SSH接続)

ファイル転送ソフトWinSCPでZIP解凍、ZIP圧縮を簡単に実行する(SSH接続)

WEB制作を行う上でWordPressなどのCMSを構築する際に、サーバーへファイルをアップロードを行いますが、WordPressなどCMSの場合はファイル数も多く転送に時間がかかります。

また既存のWordPressなどサイトを引越す場合や、バックアップの際にサーバーからファイルをダウンロードする際も、ファイル数が多いと転送に時間もかかりますし、特にバックアップなどを行う際など画像データなどファイルの量が多いと途中で止まって失敗することもあります。
それらの問題を解消するためにzip形式の圧縮・解凍をファイル転送ソフト「WinSCP」で簡単に実行する方法です。

WinSCPでZIP解凍・ZIP圧縮の設定

カスタムコマンドから設定

WinSCPを起動して「オプション」メニューの中にある「環境設定」を開きます。
その環境設定の「コマンド」を選択し、「追加」をクリックして開きます。

ZIP圧縮のコマンド設定

ZIP圧縮のコマンドを追加します。
開いた追加ウィンドウで「説明」がコマンドのメニューに表示される名前となりますので、自分で分かりやすいネーミングで付けます。
次に「カスタムコマンド」欄に以下の通りに入力します。

zip -r !.zip ./!

「リモートコマンド」を選択し、「ディレクトリに適用する」にチェックします。
「結果をコンソールに表示する」はチェックはどちらでも構いません。
設定ができたら「OK」ボタンで保存します。

ZIP解凍のコマンド設定

次はZIP解凍のコマンドを追加します。
先程と同じように環境設定の「コマンド」を選択した状態で「追加」をクリックしてコマンドを追加します。
「カスタムコマンド」欄には以下の通りに入力します。

unzip !

「リモートコマンド」を選択し、今度は解凍コマンドなので「ディレクトリに適用する」のチェックは不要となります。
設定ができたら「OK」ボタンで保存します。

以上でカスタムコマンドの設定は終了です。
次は実際に使ってみましょう!

ディレクトリをZIP圧縮する

圧縮する場合を想定してやってみます。
まずはSSH接続にてWinSCPからサーバーへ接続し、圧縮したいディレクトリを選択した状態で右クリックします。

右クリックメニューの中の「ファイルカスタムコマンド」をクリック。
次に先程登録した説明に記載したメニュー名(ここではzip圧縮としています)をクリックして実行します。

ファイル容量によって圧縮時間は大きく異なりますが、「ディレクトリ名.zip」というZIP圧縮データとして保存されます。

これならファイルが大量であってダウンロードやアップロードにかかる時間を短縮できます。

 

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